手元にある金のアクセサリーや金貨を見ると、「K18」や「750」といった刻印が入っていますよね。でもこの数字が何を意味するのか、はっきり分からない方も多いはずです。金の純度は買取価格に直結する重要なポイント。
この記事では、K24やK18 といった表記の違いから、金の色合いが変わる理由、そして純度ごとの価値や使い道まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
金の純度って何?
金の純度は、貴金属製品の中にどれくらいの割合で金が含まれているかを示す指標です。純度が高いほど金の含有が高く、その分価値も上がります。
金の純度は、主に「24分率」で表現されるのが一般的で、「K(カラット)」という単位で表されます。一方、海外製品では、「1000分率」による表記も広く使われており、3桁の数字で刻印されています。下の表で、代表的な純度表記を比較してみましょう。
| カラット | 1000分率 | 金の含有率 | 割金の割合 |
|---|---|---|---|
| K24 | 999 | 99.9% | 0.1% |
| K22 | 917 | 91.7% | 8.3% |
| K18 | 750 | 75.0% | 25% |
| K14 | 585 | 58.5% | 41.5% |
| K10 | 417 | 41.7% | 58.3% |
K24は純度99.9%でほぼ100%金でできているため「純金」と呼ばれます。K18Kなら18÷24で計算すると75%、つまり金含有率が75%という意味です。
1000分率表記では、999なら純度99.9%、750なら純度75%を指します。つまり、999はK24と750はK18と同じ純度というわけです。ネックレスや指輪の刻印に、「750」と書かれていたら、それはK18の商品だと判断できます。
数字が大きいほど金の含有率が高く、買取価格にも大きく影響してきます。手元にある金製品の刻印を確認ですれば、おおよその価値が把握できるようになります。
ゴールドの色はなぜ違う?
金製品には、黄色く輝くイエローゴールド、温かみのあるピンクゴールド、銀色に近いホワイトゴールドなど、さまざまな色合いがあります。実はこの色の違い、純金に混ぜる「割金」の種類と配合比率によって生まれているんです。
ジュエリー業界では、それぞれの色を「YG(イエローゴールド)」「PG(ピンクゴールド)」「WG(ホワイトゴールド)」という略称で呼んでいます。刻印にも「K18YG」「K18PG」といった形で表記されることが多く、カラット表記の後ろに色の略称がついています。
イエローゴールド
イエローゴールド(YG)は、金と銀と銅をバランスよく配合して作られます。K18イエローゴールドの場合、金75%にに対し、銀12.5%・銅12.5%程度を混ぜるのが一般的です。金本来の黄色い輝きを保ちつつ、硬度を上げて加工しやすくしています。
ピンクゴールド
ピンクゴールド(PG)は、割合に銅を多めに配合することで生まれる色合いです。K18ピンクゴールドでは、金75%に銅約19%、銀約4%、パラジウム約2%といった配合が使われます。銅が多いほど赤みが強くなり、柔らかくロマンチックな印象を与えるため、婚約指輪などに人気があります。なお海外ではRG(ローズゴールド)という呼び方もありますが、これはピンクゴールドとほぼ同意です。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールド(WG)は、金にパラジウムやニッケルといった白色系の金属を混ぜて作ります。K18ホワイトゴールドなら、金75%にパラジウム約25%を配合するのが主流です。プラチナに似た銀白色の輝きを保ちながら、比較的手軽な価格で手に入るため、アクセサリー素材として広く使われています。
日本のジュエリー市場では、K18が最もメジャーな純度として定着しています。K18は金の含有率75%という高い純度を保ちながら、硬度や耐久性にも優れているため、高級アクセサリーの主流素材となっています。K10やK14はカジュアルなファッションジュエリーとして人気がありますが、資産価値や買取価格の面では、やはりK18が圧倒的に有利です。
割金の配合次第で色合いだけでなく硬度や加工性も調整できるため、用途に応じて最適な合金が選ばれているわけです。
純度で変わる価値と使い道
金の純度が変わると、価値だけでなく物理的な性質も大きく変わります。K24は純度99.9%の純金ですが、実は非常に柔らかく、少し力を加えるだけで変形してしまいます。そのため、アクセサリーには不向きで、主にインゴット(金の延べ棒)や資産投資といった資産保有の形で使われます。
一方K18は金75%の他の金属を25%混ぜた合金なので、硬度があり傷つきにくいのが特徴です。加工もしやすいため、ネックレスや指輪といったアクセサリーに最もよく使われています。耐久性と美しさのバランスが取れているため、日常使いにも適しています。
買取価格の面では、純度が高いほど高値がつきやすくなります。たとえば、田中貴金属の相場を参考にすると、K24の地金価格が1gあたり約13,000円だとすれば、K18は75%の純度なので1gあたり約9,750円前後が目安となります。ただし、デザイン性やブランド価値によっては、地金価格以上の査定がつくこともあります。
金製品の買取を検討する際は、純度の違いを理解したうえで、信頼できる業者に査定を依頼してくださいね!